Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
平賀 晴弘*; 大山 研司*; 小坂 昌史*; 松村 大樹
AIP Advances (Internet), 8(10), p.101424_1 - 101424_5, 2018/10
被引用回数:1 パーセンタイル:4.41(Nanoscience & Nanotechnology)The specific heat of MnFeSi was measured over a wide temperature range. Aside from the lattice and electronic specific heat components, another component had a significant contribution to the specific heat at low temperatures in the case of = 0.2; however, its contribution decreased when = 1.0. It is observed that the net component was retained at temperatures significantly higher than for both . The XAFS spectra of the Mn -edge for = 0 not only indicated a smooth structure near the edge, but also an unusually small amplitude in the extended high energy region; however, these features disappeared with Fe doping. The specific heat and XAFS data were discussed interms of the charge degree of freedom or electronic inhomogeneity.
西 剛史; 中島 邦久; 高野 公秀; 倉田 正輝; 有田 裕二*
Journal of Nuclear Materials, 464, p.270 - 274, 2015/09
被引用回数:3 パーセンタイル:25.85(Materials Science, Multidisciplinary)U-20wt.%Pu-2wt.%Am-10wt.%Zr合金の熱伝導率は高速炉で用いるマイナーアクチノイド(MA)含有金属燃料の炉心設計に必要不可欠な物性値である。本研究では、2つのU-20wt.%Pu-2wt.%Am-10wt.%Zr合金を調製し、測定した比熱及び熱拡散率を用いて熱伝導率の評価を行った。U-20wt.%Pu-2wt.%Am-10wt.%Zr合金の比熱は金属U及びU-Zr合金の文献値とほぼ一致しており、Pu及びAm添加に伴う影響は小さいことを確認した。一方、U-20wt.%Pu-2wt.%Am-10wt.%Zr合金の熱伝導率はU-Pu-Zr及びU-Pu-MA-Zr合金の文献値よりわずかに高い値を示した。U-Pu-Zr及びU-Pu-MA-Zr合金の文献値はいくつかの仮定に基づいて算出した熱伝導率であるため、実測値との差は文献値の精度の低さに原因があると考えられる。さらに、MA含有金属燃料の炉心設計に必要な誤差を伴う熱伝導率評価式も提唱した。
立岩 尚之; 芳賀 芳範; 松田 達磨; 池田 修悟; 中島 美帆*; Thamizhavel, A.*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦
Journal of the Physical Society of Japan, 75(Suppl.), p.174 - 176, 2006/08
われわれは重い電子系圧力誘起超伝導物質の研究を熱電対を用いた高圧下交流比熱測定を通して行ってきた。この手法では高精度の測定が可能であり、超伝導転移温度などが精密に決定することができる。本会議では、CePtSi, CeNiGe, UIrなどの圧力誘起超伝導物質についてわれわれの最近の研究結果を報告する。研究の結果得られた圧力相図を示し、これらの物質の磁性と超伝導の関係について議論する。
志賀 基之; 篠田 渉*
Journal of Chemical Physics, 123(13), p.134502_1 - 134502_8, 2005/10
被引用回数:46 パーセンタイル:81.71(Chemistry, Physical)比熱には、特に低い温度で量子力学的効果が非常に強く効くからである。例えば、今までの通常の古典的分子動力学法では水の比熱を過大評価してしまうことが知られている。本研究では、量子効果を考慮した経路積分分子動力学法を用いて、比熱が計算できることを示す。水の三態の比熱とその同位体効果について、計算が広い温度領域で実験を再現することに初めて成功した。
青木 大*; 本間 佳哉*; 塩川 佳伸; 酒井 宏典; 山本 悦嗣; 中村 彰夫; 芳賀 芳範; 摂待 力生*; 大貫 惇睦
Journal of the Physical Society of Japan, 74(8), p.2323 - 2331, 2005/08
被引用回数:53 パーセンタイル:85.25(Physics, Multidisciplinary)Gaフラックス法によりNpTGa(T=Fe, Rh and Ni)系の高品位単結晶を育成し、電気伝導度,比熱,磁化率,磁化等のマクロ物性測定を行った。これらすべてのNp115系化合物は、低温で反強磁性タイプの磁気秩序を示すことを明らかにした。ネール温度は、T=Fe, Rh, Niに対して、各々118(78), 36(32), 30(18)Kであり、カッコ内に示したように、より低温においてさらに磁化方向の変化を伴う別の磁気転移を起こすことが明らかになった。また、電子比熱係数は、T=Fe, Rh, Niに対し、各々30, 52, 100mJ/Kであった。Fe系を除いては、高温での磁化率はNp原子あたり2.4-2.7ボーア磁子のキューリ則にほぼ従い、高温では局在5f(Np)電子状態にあることが示された。
志賀 基之
アンサンブル, 7(2), p.21 - 25, 2005/04
一般に、比熱を定量的に計算することは分子シミュレーションに難しいが重要な問題である。その理由は、特に低い温度領域では原子運動の量子力学的効果が大きいからである。このような量子系に対して有効なのは、経路積分シミュレーション法である。しかしながら、比熱はエネルギーの分散値であるゆえに多大な計算量を必要とするため、近年の並列型コンピュータと効率の良いアルゴリズムをもってして初めて可能になってきた。本講演では、経路積分分子動力学法を用いた比熱計算法を紹介するとともに、水の三態の比熱について応用計算について紹介する。
中村 彰夫; 赤堀 光雄; 小川 徹; Huntelaar, M. E.*
Physica B; Condensed Matter, 359-361, p.1021 - 1023, 2005/04
被引用回数:1 パーセンタイル:6.23(Physics, Condensed Matter)ウラン窒化塩化物UNClは、最近塩素二重層間へのリチウム挿入により電子ドープされ臨界温度26Kまでの高温超伝導体になることが発見された(Zr,Hf)NCl系に類似の二次元層状構造を有している。われわれの行った本系の比熱測定の結果、32K近傍でラムダ型の比熱ピークの存在が明らかになった。本研究では、磁化測定により、これが局在性の4価ウランの強磁性相転移であることを明らかにしたので、その結果を報告する。2Kでの飽和磁気モーメント約1.56ボーア磁子,ワイス温度26K,常磁性有効磁気モーメント3.00磁子の値が、それぞれ得られた。これらの値は、歪んだ陰イオン8(ないし9)配位(4(ないし5Cl+4N))結晶場中での4価ウランの値として矛盾のないものである。
青木 大*; 本間 佳哉*; 塩川 佳伸; 山本 悦嗣; 中村 彰夫; 芳賀 芳範; 摂待 力生*; 竹内 哲也*; 大貫 惇睦
Journal of the Physical Society of Japan, 73(7), p.1665 - 1668, 2004/07
被引用回数:43 パーセンタイル:81.99(Physics, Multidisciplinary)ガリウム(Ga)フラックス法によりNpCoGaの高品位単結晶を育成し、その電気抵抗,比熱,磁化率,磁化測定を行った。その結果、本系はネール温度47Kの反強磁性体であり、Npの磁気モーメントは正方晶の結晶構造のc軸[001]方向に向いていることがわかった。また、c軸[001]方向に磁場をかけた時、43KOeで鋭いメタ磁性転移が起こることを見いだした。そこでは、低磁場での反強磁性相は常磁性へと変化する。秩序磁気モーメントの大きさは、0.74Bである。これらの本系の磁気的性質を、(4個の5f電子を有する)3価Npイオンに対する結晶場効果に基づいて議論した。
分島 亮*; 猪野 健太郎*; 日夏 幸雄*; 石井 慶信
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 76(8), p.1519 - 1525, 2003/08
被引用回数:2 パーセンタイル:13.36(Chemistry, Multidisciplinary)本論文はBaLnFeS(Ln=Ce,Pr,Nd,Sm)について磁化率,比熱,電気伝導率,メスバワー,中性子回折測定から磁気的特性を総合的に明らかにしたものである。その結果、40K近傍でFeイオンによるantiferromagnetic磁気相変態が観測した。また、120Kから170Kの温度範囲において、磁化率,比熱,電気伝導率の温度依存性に異常を観測した。これらを磁気構造の観点から明らかにするため、JRR-3に設置してある高分解能中性子粉末回折装置(HRPD)を用いて回折強度測定を行い、リートベルト解析を行った。以上の測定から、上記の異常がFeS四面体のゆがみに起因することを新たに見いだした。
山本 悦嗣; 芳賀 芳範; 松田 達磨; 中村 彰夫; 摂待 力生*; 稲田 佳彦*; 菅原 仁*; 佐藤 英行*; 大貫 惇睦
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.3), p.187 - 190, 2002/11
チョクラルスキー法で単斜晶RbBi型構造の高純度単結晶UIrの育成に成功した。磁化測定からUIrはキュリー点を持つイジング的な強磁性体であるとわかった。磁気モーメントは(010)面の[1 0 方向に配向していた。飽和モーメントは0.5/Uであった。磁気的性質は磁化率,電気抵抗,ホール効果,熱電能にも反映し、大きく異方的であった。われわれはドハース・ファンアルフェン振動も測定した。検出したブランチはすべて9.6から32と重いサイクロトロン有効質量を持っていた。これらは電子比熱定数 =49mJ/Kmolと対応する。
泉山 ユキ*; 土井 貴弘*; 分島 亮*; 日夏 幸雄*; 中村 彰夫; 石井 慶信
Journal of Solid State Chemistry, 169(1), p.125 - 130, 2002/11
被引用回数:41 パーセンタイル:81.15(Chemistry, Inorganic & Nuclear)表記のペロヴスカイト型化合物の磁気的性質について、中性子散乱,磁化測定及び比熱測定等を用いて調べた。室温での中性子散乱から、本系がBサイトでErとRuが秩序化した立方晶ペロブスカイト構造を持つことを明らかにした。また、磁化及び比熱データから、本系が10Kと40Kの2温度で磁気転移を示すことを明らかにした。磁気比熱の温度依存性を解析し、40Kの転移はRuの反強磁性秩序化によるものであり、また10KのそれはEr間の磁気的相互作用に基づくものであることがわかった。10Kでの中性子散乱データの解析は、本系がEr,Ruの両者の長距離の強磁性秩序を伴うTypeI型の磁気構造を有しており、それらの磁気モーメントは(a-b)面内でお互いに反平行に向いていることを示している。
中村 仁一
最新核燃料工学; 高度化の現状と展望, p.93 - 98, 2001/06
UOペレットは燃焼度の増大とともにFPの生成と固溶、照射損傷の蓄積等により種々の熱特性、熱伝導率、比熱容量(比熱)、融点等が変化する。これらの熱特性は燃料の温度、FPガス放出、PCMI等に影響を与え、燃料挙動を支配する重要な因子である。最近の軽水炉燃料の高燃焼度化に伴い、これらペレットの熱特性の燃焼度依存性データが蓄積されつつある。本報は、最近のUOの熱特性研究の現状をまとめたもので、原研の行った高燃焼度燃料の熱拡散率測定や、比熱測定の成果を含め、熱伝導率に対する燃焼度及びリム組織生成の影響、比熱及び融点に対する燃焼度の影響等を説明している。
山本 悦嗣; 芳賀 芳範; 中村 彰夫; 常盤 欣文; 青木 大*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦
Journal of the Physical Society of Japan, Vol.70, Supplement A, p.37 - 39, 2001/05
被引用回数:21 パーセンタイル:69.9(Physics, Multidisciplinary)テトラアーク炉でチョクラルスキー法でUIrの純良単結晶育成に成功した。残留抵抗比/は150である。磁化はイジング的でキュリー温度が46Kの強磁性を示す。磁化容易軸はb-もしくは(010)面内の[10)]に近い方向にある。飽和モーメント0.5/Uであった。ドハース・ファンアルフェン効果の測定で、サイクロトロン有効質量が916mの比較的重いキャリアが観測された。これは電子比熱係数=48.5mJ/K・molに対応する。
佐藤 剛*; 山崎 哲*; 山下 利之; 松井 恒雄*; 長崎 正雅*
Journal of Nuclear Materials, 294(1-2), p.135 - 140, 2001/04
被引用回数:2 パーセンタイル:19.66(Materials Science, Multidisciplinary)プルトニウムを添加したペロブスカイト型構造のCaTiOの熱的安定性を評価するため、x=0,0.2の試料のエンタルピーを室温から1180Kまでの範囲でカルベ型熱量計を用い投下法により測定した。得られたエンタルピー値には不連続面はみられず相変態がないことから、このエンタルピー値を温度の多項式でフィッティングし、これを温度で微分することにより定圧比熱容量Cpを求めた。(CaPu)TiOの熱膨張データと熱力学的関係式を用いて推定したCpと実測Cpには良い相関があることから、本測定Cpは信頼性が高いと考えられる。求めたCpと自由エネルギー関数を用い、(CaPu)TiOとCaTiOのギッブズモル生成自由エネルギーを算定した。
荒井 康夫; 中島 邦久; 鈴木 康文
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.602 - 605, 1998/00
被引用回数:16 パーセンタイル:68.02(Chemistry, Physical)ネプツニウムを含む一窒化物固溶体、(U,Np)N及び(Np,Pu)Nの熱伝導度を、740-1630Kの温度範囲で測定した。試料には、炭素熱還元で調製したUN,NpN及びPuNを機械混合の後、窒素-水素混合気流中で加熱して固溶体化したものを用いた。熱伝導度は、レーザフラッシュ法で測定した熱拡散率、文献値から推定した比熱容量及び試料の形状密度から求めた。測定温度範囲において固溶体試料の熱伝導度は、UN等と同様に温度とともに漸増する温度依存性を示した。また、組成依存性についてはUN側からPuN側に向けて減少し、とりわけ(U,Np)NではUNリッチ領域、また(Np,Pu)NではNpNリッチ領域で熱伝導度が大きく減少する傾向を示した。この熱伝導度の減少は、主に電子伝導の寄与の減少によるものと推定した。
鈴木 康文; 荒井 康夫
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.577 - 582, 1998/00
被引用回数:39 パーセンタイル:85.51(Chemistry, Physical)アクチノイド単窒化物の熱物理及び熱化学的性質について最近の成果を中心にまとめて解説する。UN,NpN及びPuNの熱伝導度は、温度とともに徐々に増加する一方で、電子の寄与の低下によりアクチノイドの原子番号の増加とともに低下する。固溶体については、それぞれの単窒化物と同様の温度依存性を示し、中間の値をもつ。また、クヌーセン法によりUN,NpN及びPuNの高温質量分析を実施した。主な蒸気種はアクチノイド金属と窒素である。UN及びNpNは金属相を生成し、純金属に近い蒸気圧を示すのに対してPuNは斉合蒸発を起こす。その他、熱膨張及び比熱容量についても述べる。
日高 昭秀; 中村 仁一; 杉本 純
Nucl. Eng. Des., 168(1-3), p.361 - 371, 1997/00
被引用回数:2 パーセンタイル:23.04(Nuclear Science & Technology)CEA/IPSN及びECが実施したPHEBUS FPTO試験の最終的な燃料溶融割合は約50%に達した。現在までに実施された試験後解析は、試験後期の燃料温度を過小評価し、大規模な燃料溶融を未だ再現していない。試験で使用されたジルコニアシュラウドの熱伝導度は、原研等が測定した熱拡散率に比熱等を乗じて評価しているが、これまでの計算で使用した熱伝導度はPearsの比熱データに基づいて算出していた。しかしながら、最近の熱特性データ集は、高温でより低い値を与えるCoughlin&Kingのデータを採用している。そこで本研究では、シュラウドの熱伝導度の不確実性に着目し、IPSNが開発したICARE2コードを用いて試験結果の再現を試みた。その結果、Coughlin&Kingの比熱データを用いた場合、FPTO試験の炉心損傷過程ははぼ適切に再現された。シュラウドの熱特性が燃料溶融挙動に与える影響は大きいことから、高温域での熱特性のより詳細な再評価が望まれる。
石塚 悦男; 河村 弘; 寺井 隆幸*; 田中 知*
Proc. of 5th Int. Workshop on Ceramic Breeder Blanket Interaction, 0, p.215 - 220, 1996/00
ベリリウムは、核融合炉の中性子増倍材及び第一壁として期待されているが、中性子照射による熱特性の変化は明らかにされていない。このため、中性子照射したベリリウムの熱拡散率及び比熱をレーザフラッシュ法によって測定した。この結果、中性子照射効果によってベリリウムの熱拡散率及び熱伝導率が未照射材より小さくなることが明らかとなった。また、スエリングした試料を測定した結果、熱拡散率及び熱伝導率が顕著に低下した。比熱については中性子照射及びスエリングの効果が顕著に現れなかった。熱伝導率に対するスエリングの効果を予測するために、マックスウェルの式等を用いて測定値と比較したところ計算値と測定値は一致した。
石塚 悦男; 河村 弘
Fusion Engineering and Design, 27, p.263 - 268, 1995/00
被引用回数:13 パーセンタイル:76.47(Nuclear Science & Technology)球状ベリリウムの製造技術、熱及び機械特性を調べた。製造技術では、回転電極法が最も優れており、電極材料を変えることで製造コスト及び不純物が改善された。熱特性に関しては、熱膨張係数及び比熱を測定した結果、バルク材と同等の値であることが明らかとなった。また、機械的特性に関しては、圧潰強度を測定した結果、中性子照射による脆化が認められた。
石塚 悦男; 河村 弘; 坂本 直樹*; 西田 精利*; 斎藤 実
JAERI-M 94-032, 28 Pages, 1994/03
ペブル充填型ブランケットの概念設計では、中性子増倍材として直径約1mmのベリリウムの使用が検討されている。このため、球状ベリリウムに関する大量製造技術、熱的及び機械的特性の調査を行った。大量製造技術では回転電極法が最も優れており、電極材の製造方法を変えることで製造コスト及び不純物が改善された。熱的特性に関しては、熱膨張係数及び比熱をレーザ膨張計及び示差走査熱量計で測定した結果、ホットプレス材と同等の値であることが明らかとなった。また、機械的特性に関しては、圧潰試験結果から、破壊荷重が密封高純度ヘリウム中で600C、1000C時間の加熱によっても変化しないことが明らかとなった。